デジタルな鍛冶屋の写真歩記

京の夏の旅 角屋・其の一

14日、雨が降ったかと思えば晴れたりとややこしいお天気の中、
晴れ間をついて「輪違屋」さんに続いて、京の夏の旅で公開されております、「角屋」さんへ行って来ました。

角屋とは、昭和27年(1952)に国の重要文化財に指定された、
もてなしの文化の場である揚屋建築の唯一の遺構として、保存されております。
揚屋とは、太夫や芸妓を招いて宴を開く場であり、現在の料理屋・料亭にあたるものと考えられます。
饗宴のための施設ということから、大座敷に面した広庭に必ずお茶席を配するとともに、
庫裏と同規模の台所を備えていることを重要な特徴としています。

この角屋では、新選組や坂本龍馬など幕末の志士たちの酒宴もたびたび開かれ、
新選組初代局長・芹沢鴨も、暗殺される直前、この角屋で計略的な酒宴に興じていたそうです。

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1.大店。
圧巻の店構えです。

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2.格子の迫力。

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3.開場前。
普段の公開時は締められてますが、今回はここが入り口になるみたいです。

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4.角屋の家紋。
蔓三の蔦(つるみつつた)。

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5.門をくぐると。
表の建物の質素な感じと打って変わって、中に入りますと紅殻色の壁など華やいだ雰囲気になります。
右側が客人用、左が奉公人用の入り口。
右端に矢印が示されてる場所には、新撰組の隊士が付けたとされる刀傷が残っております。

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6.シルエット。

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7.台所。
さすがに島原一の規模を誇った揚げ屋だけに、台所の広さも半端ないです。

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8.ズラリ。
お竈さんも大小揃って沢山並んでます。

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9.満面の笑み。
奉られてる布袋さん。

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10.衝立と神棚。

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11.中庭の緑。
期間中は公開されていない有料の二階へはここから上がるのでしょうかね?

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12.帳場。
客人用の玄関脇にある帳場。

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13.番頭さんの席。

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14.お稲荷さん。
色々な神さんがあちこちに奉られてますね。

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15.玄関の刀掛。
こう言うの見ると、時代を感じちゃいますよね~。

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16.時代の遺物。
刀箪笥、玄関の刀掛の刀をこちらで保管したそうです。



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by dejikaji | 2014-08-18 19:54 | 建物 | Trackback | Comments(11)
Commented by deepseasons at 2014-08-18 20:32
こんばんは~
角屋も撮影大丈夫なのですね。
歴史を感じる建物に調度品の数々、必ず終了までに行ってきます。
Commented by mn3m at 2014-08-18 20:48
いやいやこれはスバラシイ建物ですね。
と思ったら、やはり重要文化財ですか、さもありなん。
それにしてもこの格子は迫力があるな~  見事です。
Commented by sima7sima7 at 2014-08-18 20:53
こんばんは
宴会だけで、コレだけ大きな屋敷が有るなんて凄い世界ですね~
いったいどんな方々が出入りしてたのかな~ 庶民では絶対に無理な場所なんでしょうね
6枚目の障子越しのシルエットはなんだろうと、色々と想像力が働きますね
Commented by fuwawa_130 at 2014-08-18 20:58
興味津々です。
立派な佇まいに格子が見事ですね。
大河でも、らしきものが出て来た気がしますが
本物は、もっと重厚感もあって違うものなんだろうなと思います。
刀箪笥ですか、無知でお恥ずかしいですが刀を持って座敷には
入れなかったということなのかな。
幕末の志士たちのこと、想像してしまいます。
歴史感じますね。 実際に見てみたくなりますね。
Commented by apy-k at 2014-08-18 20:58
すごい!龍馬達もここでお酒を呑んでたんですねぇ
感慨深いです。
そんな建物が今も綺麗に残ってる、ありがとう!京都!!

と叫びたくなりますねぇ。

大きな台所が当時の華やかさを感じさせます。
たくさんの人でにぎやかな宴・・・・どんな世界だったんだろう。
実際にその場にいたら思いは江戸だぁぁぁ!!
Commented by henronin at 2014-08-18 21:07
さすが京都素晴らしい建物が残ってます 竜馬は
お金に困ってる人かと思ってましたが豪遊してたようですね。
Commented by arak_okano at 2014-08-18 21:24
凄いものを再び見せていただき有り難うございます。
武家屋敷でなくても刀などを収める工夫があるのですね、
床緑も良いですね、今日もバグースです。
Commented by true-clear at 2014-08-19 07:43
おはようございます。
凄い雰囲気に圧倒されますね。
宴会中でも気の抜けない雰囲気が重々しさを感じます。
5枚目の、華やかな建造物に刀の痕があるのが、特にそう思えました。
この時代の若き勇士たちがここで色んな思いで宴会していたのが、全てに染みついている感じですね。
良いものを見せて頂き、ありがとうございました。
Commented by kurese0535 at 2014-08-19 18:27
こんばんわです。
暑い時にはこういう屋内撮影がよいですね♪
タンスにも玄関にも刀の置き場。時代劇的な感じで観てしまいますが
冷静に考えたらめっちゃ怖いですね。
京の夏の旅、自分も行ってみようかな・・・
でも行くまでが暑いです。
Commented by dejikaji at 2014-08-19 20:13
皆さん、こんばんはです。
deepseasonsさん、
はい、通常拝観と同じで、一階のみで、展示物以外は撮影OKです。
数年ぶりに行きましたが、やはり歴史を感じる建物は違いますね!
料金も600円と安いので、是非(^_-)-☆

mnさん、
時代劇で見ていた場所が、実際にあるってのが、不思議というか、凄いですよね~。
町家の格子と違い、数十メートルもある格子は迫力が違います。

シマシマ7さん、
今で言う、高級料亭みたいなものですから、庶民には無理な世界でしょうね。
6枚目、シルエットの正体は不明なんですが、そのの方が面白いかな?ってね。

fuwawa_130さん、
幕末好きには、堪らない光景です。
テレビや映画の世界が目の前にあるんですから、不思議な感覚になります。
宴の場に刀は無粋なのと、安全上の為ではないでしょうか?
新撰組は刀持って入ってたらしいです。
ここと輪違屋は近くなので、一度行ってみてください。
Commented by dejikaji at 2014-08-19 20:23
イナさん、
遠い昔の話のような事が、目の前にあるんですから、不思議な感覚になりますよ!
当時どんな宴が行われていたのか、妄想が止まりません。

遍路人さん、
こう言う時は京都の良さってのを感じますね。
龍馬、自腹で行ってたんでしょうかね?

アラックさん、
大河で幕末ものやると、賑わうんですよね~。
刀が普通にあった時代だったんやと、感心してしまいます。

true-clearさん、
島原一の大店だけに、迫力が違います。
新撰組は、あちこちでかなり暴れていますので、刀傷をよく残しております。
こう言う場所へ来ると、遠い歴史の話だったのが、凄く身近に感じれます。

kurese0535さん、
日差し浴びない分少しはましですが、文化財なので冷房が設置出来ず、けっこう暑いですよ(笑
刀が普通にあった時代、考えたら凄い事ですよね。
9月中には終わりますので、行くならお早い目に~。