西国街道ひな人形めぐり@富永屋 其の一
「西国街道ひな人形めぐり」に行って来ました。
まず最初に訪れたのは、400年前からある旅籠の富永屋さんです。

1.街道の顔。
この宿場町では有名だったようで、日本地図でご存じの伊能忠敬が泊まった記録があるそうです。

2.一番乗り~!。
少し早くに着いて表で待っておりましたら、写真撮られるなら人がいない方がいいでしょうと、
スタッフの方が気を使ってくださって、会場より少し早くに入らせてもらう事が出来ました~!

3.出迎えの春の花。

4.千客万来。
向かって左が御殿雛、右が古今雛、今年もこの雛飾りを見る事が出来ました。
昭和の初めに和歌山の造り酒屋に嫁いだ娘さんに長女が生まれ、
京都の母親の実家の祖父母は、京都でも指折りの人形師であった丸屋・大木人形店に、
右の古今雛を作らせました。
が、嫁ぎ先の和歌山では、豪華絢爛で派手な雛飾りが主流だったようで、
お内裏雛しかいない古今雛は地味に思われてしまったそうです。

5.欄間の花。

6.豪華絢爛。
そこで翌年、同じ丸屋・大木人形店でこちらの豪華絢爛な、御殿雛を改めて送られたそうです。
宮中の紫宸殿を模した御殿は、もちろん本物同様の檜皮葺で、
費用は立派な一軒家が立つぐらい掛かったそうです。

7.御殿の奥に。

8.お雛様。
細面な三人官女と比べて、少し丸みのあるお顔がとっても綺麗なお雛様(●^o^●)

9.賑やかな宴。
内裏様のお供をしたり、庭掃除など御所の雑用をする従者である仕丁(じちょう)です。
それぞれ、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸で知られる表情豊かな三人上戸は、
表情豊かな子に育つようにという願いが込められています。
奥に見えるのは五人囃子。

10.細やかに。

11.嫁入り道具。
小さな雛道具の一つ一つにも、浮線蝶の家紋が入っています。

12.本物顔負け。
牛車も、本物そっくりの精巧な作りです。

13.船に揺られて。
大きな長持ち、これに御殿雛が入れられて和歌山まで船で送られたそうです。
送られた女児も無事に成長されて、京都の向日市に嫁いで来られました。
その折に嫁入り道具として運ばれた2組の雛飾りは、その後も飾られ続けましたが、
高齢になられ市に寄贈されたものが、富永屋でひな祭りの時に見れるようになりました。

14.神棚。
煤け具合に歴史を感じます。

15.団体さん。
開場時間になると、ガールスカウトの団体さんがやって来たので撮影終了。
この後、こちらでのもう一つのお楽しみのあちらを撮る事に。

ポチッとお願いいたします
戦災が無ければ東京にも広島、長崎にもこれに
近い物が残ってたはず...残念!
結局、神足ふれあい町家と中小路家住宅にお邪魔しました。
400年ですか、手入れも苦労されているのでしょう、昇りがあれは、見れるのですか。
今年も行けずに終わりました。
華やかな写真のおそそわけありがとうございます。
21日朝一で神足の方を計画していたのですが、
子供のインフルエンザの看病疲れで起きれませんでした^^;
※地名を間違えたので書き換えています。
遍路人さん、
こちら、一時は取り壊しの話しもあったんですが、地元の方々の力で、地域コミュニティーの場所として使われております。
halkyotoさん、
神足と中小路家に行かれたんですね。
個人的にこちらの御殿雛が凄く好きなので、必ず行っております。
kwc_photoさん、
はい、こちらの御殿雛は別格の豪華さなんでね。
それともう一つのお楽しみもあるので、ここは外せません!
cynchiaさん、
こう言う所にも歴史のある建物がある所が京都の凄さですね。
このひな人形めぐりの幟がある所でお雛様見れます。
毎年楽しみいしてるお雛様です。
まだこの時分は、こんな豪華なお雛様を作れる家があったんですね。
penginiさん、
子供さんがインフルに罹って大変でしたでしょうね。
また来年もありますので、その時はお子さん連れて見に行ってください。